昭和二十年代、日本は戦後復興の真っ只中だった。
そんな何もない浜通りで意を決した一人の少年が
農家をくまなくまわり、
卵を産まなくなったニワトリを見つけては
譲ってくださいと頭を下げながら自転車で走りまわった。
少年はやがてその鶏ガラを使って一杯のラーメンを作った。
富岡町のお祭り「えびす講市」に出店すると
行列ができるほど、お客さまの笑顔があふれた。
それが とりふじ のはじまりでした。
あれから約70年の時を経て、
私たちは創業の原点である鶏と浜通りに再び想いを馳せ、
ラーメン店『浜鶏』を開業させていただきました。
お客様の笑顔と地域活性の一助となれるよう
日々、努力して参ります。
二〇一八年一月 浜鶏店主